50代前半主婦、健康自慢だった私が乳がん発見から手術療法を経て、またまた想定外の化学療法(抗がん剤治療)を受けた体験談です。
今日は抗がん剤投与(点滴)をする際の流れを書きます。
痛いの?どのくらい時間がかかるの?途中でトイレに行きたくなったら?など、色々と気になりますよね。
結論から言うと、針を刺す時にチクッとするだけで痛くありません。
痛い時は何か異常があると考えて速やかに看護師さんを呼びましょう。
時間は点滴の時間だけで言えば2時間ほどです。
途中でトイレに行って大丈夫です。
点滴をしているとトイレがめっちゃ近くなります。
当日の流れ(投与前に診察)
私の場合当日の流れは以下の通りです。
まず、抗がん剤投与当日には必ず主治医の診察が入りますが、その前に採血があります。
血を調べて体の状態を確認します。
血液検査の結果に少し時間がかかります。
診察が空いていても採血室が混んでいたり、調べる項目が多かったりすると待ち時間が伸びます。
待っている間に、体温、体重、血圧、酸素量を測り、この1週間の生活について問診票を記入。
主治医の手元に血液検査の結果が来ればやっと診察に呼ばれます。
主治医はすべての数値を見ていると思いますが、私には副作用の症状に深くかかわる白血球の数値と貧血についてお話してくれることが多いです。
血液検査と問診票の内容を確認し、抗がん剤を投与しても大丈夫となれば化学療法室に連絡が入り、そこから薬の準備に入ります。
私の病院では、ここまでだいたい1時間~1時間半くらいかかります。
いざ、化学療法室へ
化学療法室用の問診票と受診票を持って化学療法室へ移動します。
化学療法室で受診票を出す際にベッドかリクライニングチェアか希望を出せます。
私はいつもベッドを選びます。絶対に寝ちゃうので。
抗がん剤の前に吐き気止めなら薬を投与するのですが、これが眠くなります。
看護師さんが吐き気どめの事を「”眠くなる薬”入れま〜す」って言っちゃってた事があったので、間違いないのだと思います。
人によって使用する薬が違うので準備に時間がかかったり、ベッドが空いていなかったりするとここでも待たされます。
投与前にトイレを済ませておくこと
受診票を出して受付してもらったら準備が整う間に必ずトイレに行きます。
点滴中の途中でトイレに行くことは可能ですが、点滴の針を刺したまま行くので行かないで済むなら行かない方が良いようです。
血管に入った針が、動いたり腕を曲げたりすることによって血管から外れては危険だからです。
なので、「トイレを済ませて来てください」と必ず言われます。
…とはいえ、見ている感じでは皆さんだいたい行っています。
私も必ず途中で1回は行ってしまいます。
看護師さんに「トイレいきます。」と声を掛けます。「いってらっしゃい。」と送りだ出してくれます。
抗がん剤の点滴の落ちるスピードが早く設定されていたりした場合、出歩く時は遅く調整してくれたりします。
当日の流れ(抗がん剤投与)
点滴は、生理食塩水→吐き気止め→抗がん剤→生理食塩水の順番で行われます。
まずは生理食塩水を流し、血管に正常に入っていっているか確認します。
点滴バッグを針の位置より低い場所まで下げて、チューブ内に血液の逆流があるか見ます。
これは、血管に間違いなく針が入っているかを確認する行為で、1~2秒のことなので心配しなくて大丈夫。
投与前の生理食塩水は血管の確認のほか、点滴のルートを生理食塩水で満たし安全に薬を投与できる状態にする目的があるようです。
あとは、体内の水分量を増やし、抗がん剤からのダメージを少しでも抑える効果も期待されているようです。
抗がん剤投与後は水分を多めに取るように指導もされます。
問題なければ、まず吐き気止めの薬を点滴します。こちらが30分ほど。
その後、抗がん剤を点滴していきます。こちらが1時間ほどかかります。
抗がん剤が終われば、生理食塩水を流し、血管の一か所に抗がん剤の薬液が留まっていることの無いようにきれいに流します。
説明によると、一か所に抗がん剤が留まると血管にダメージがあり、血管が変色したり、固くなりもろくなったりするとのこと。
ここまで終われば点滴の針を抜き、針を抜いたところを3分ほど強く押さえ止血します。
採血の時もそうですが、押さえる力や時間が足りないと、血管の穴から血液が皮下も漏れ出し内出血状態になります。
よく注射あとがアザになったりしますよね。ほかの理由の時もあるのかも知れませんが、押さえが足りない場合もこうなります。
私は抗がん剤投与のあと内出血を起こし、周囲が腫れて心配だったことが1回だけありました。
普通の点滴ならともかく抗がん剤です。
事前の説明で「抗がん剤投与後に腫れや痛みがある場合は次の診察を待たずに受診するように」とあったので、少し大袈裟かとも思いましたが、次の日に病院へ行きました。
結局問題は無かったのですが、心配なまま過ごすのも嫌だったので。
この時の症状、先生の説明などは次の記事でまとめて書きますね。
全ての点滴が終われば、最後に血圧を測って、この日の抗がん剤治療は終わりです。
ジーラスタ併用の場合は
ジーラスタ併用の場合は、このあとお腹にジーラスタを取り付けてもらいます。(ジーラスタボディーポッドの場合)
ジーラスタは抗がん剤投与後、24時間以降に1回投与することによって好中球(白血球の仲間)の減少を抑える薬です。
高齢の方や体調などによっては翌日以降に病院で投与してもらうケースもあるそうですが、私の場合「ジーラスタボディーポッド」を使用しました。
「ジーラスタボディーポッド」は、自動的にジーラスタを投与してくれる機器です。
抗がん剤投与後病院で取り付けて貰えば、翌日(約27時間後)に「ジーラスタ」の薬剤を自動で投与してくれます。
看護師さんがスイッチを入れ、カテーテルをお腹に刺して、本体をお腹に貼り付けます。
「ジーラスタボディーポッド」に関しては、詳しい体験談を別記事に書きますので、そちらをご覧ください。
すべて済んだら
化学療法室を出る時、お薬手帳に貼るためのシールを貰います。
使用した抗がん剤の名前が記載されています。
副作用止めの薬が処方された時などは、先にこれをお薬手帳に貼っておけば調剤薬局の薬剤師さんが「何のために処方された薬か」がわかりやすいです。
(これは院内の薬剤師さんに言われました。)
シールと共に返された受診票を受け取り会計へ行き会計を済ませます。
病院によって異なるところもあると思いますが、おおまかな流れは同じかと思います。
いかがでしょうか?イメージできたでしょうか?
少しでも抗がん剤治療の緊張が減りますように…

