乳がん抗がん剤治療|抗がん剤投与当日の流れを詳しく

治療

50代前半主婦、健康自慢だった私が乳がん発見から手術療法を経て、またまた想定外の化学療法(抗がん剤治療)を受けた体験談です。

今日は抗がん剤投与(点滴)をする際の流れを書きます。

「痛いの?」
「どこに針を刺すの?」
「どのくらい時間がかかるの?」
「途中でトイレに行きたくなったら?」

など、色々と気になりますよね。

※ここで紹介するのは、私自身の治療中の経験と、私が病院から受けた説明などをもとにした内容です。症状や対処方法には個人差があります。治療内容や処置など病院によって違うと思うので、主治医や病院の指示を優先してください。

抗がん剤点滴中は痛い?

私の場合、針を刺す時にチクッとするだけで、投与が始まれば痛くありませんでした。

血管の中に針を刺すので、刺す時はさすがに痛いです。

きちんと刺さったのを確認したらチューブを腕にテープで固定しますが、その時に針が動いて痛い時もありました。

針の入り方に問題がある場合は「しびれ」などの違和感を感じるそうです。

近くの神経に触ったり、薬液が血管の外に漏れたりすると刺激になるからです。

針を刺した後、「指先などにしびれが起きていませんか?感覚がおかしいところはありませんか?」と必ず聞かれます。

はじめはそれすらも分かりませんでした。

「しびれ」って言ったって、それがどんな感覚のことを言っているのかピンときません。

刺さっているところはちょっと痛いし…

少しでも違和感がある時は遠慮せずに看護師さんに伝えましょう。

私は一度、針を刺したところが脈を打つように痛い時があり、我慢できる程度の痛みでしたが伝えました。

看護師さんは何度も確認し、「きちんと入っているんだけどなぁ。」と言っていて、実際そうだったのだと思います。

でも、私としては、少しですが痛みがあるので心配です。

お願いして違う場所に刺し変えて貰いました。

嫌な顔はされませんでしたよ。

病院としても何か起こると困るはずです。

どんどん伝えていきましょう。

針はどこに刺す?リンパ節を切除した側の腕はNG

点滴の針は、他の患者さんを見ていても、やはり腕に刺すことが多いようです。

私のようにリンパ節を切除している場合は、おそらく反対の腕になるかと思います。

リンパ節を切除している側の腕(私の場合は左)は、基本的には「点滴」、「血圧測定」、「採血」のどれも避けます。

手術後の説明や、退院後の生活について書いた冊子にもそのような記載がありました。

私の場合、抗がん剤の投与は最初隔週、薬剤が変わってからは毎週でした。

抗がん剤投与前には必ず採血があります。

リンパ節を切除した左腕では「点滴」、「血圧測定」、「採血」ができないので、右腕がめっちゃ頑張りました!

使ったばかりの血管は使えないので、採血でどの血管を使ったか、また前回はどの血管で抗がん剤投与したか。

毎回確認が必要になります。

結果、右腕の肘裏はもちろん、肘下の腕、手の甲の血管も使いました。

私の皮膚が弱いせいなのか、刺し痕が黒く盛り上がって消えずに残ってしまいます。

(抗がん剤が終わった時点で追記します。針の痕は今も消えていません。時間が経つと消えるのかな?)

あまりにも右腕ばかりに負担がかかっている気がして、主治医の先生に相談しました。

すると「採血」ならリンパ節を切除した左側でもやって良いとお許しが出ました。

抗がん剤もあと3回…となった時でしたが。

そしてこれは、「私の場合」です。

同じような方がいたとしても、必ず主治医の先生に相談してくださいね。

皮膚が弱い私はかぶれやすく、点滴のチューブを固定するテープも、皮膚に刺激が少ないものにしてもらっていました。

手術した際も、退院後は傷の痛みよりテープのかぶれがつらかった…

そのことは「退院してからの傷のケアと経過」の記事にありますので気になる方はぜひ。

当日の流れ まずは採血と診察

私の場合、当日の流れは以下の通りです。

病院によって変わると思いますので、あくまでも一つの例として参考にしてくださいね。

まず、抗がん剤投与当日には必ず主治医の診察が入ります。

その前に採血があります。

血を調べて体の状態を確認します。

血液検査の結果に少し時間がかかります。

診察が空いていても採血室が混んでいたり、調べる項目が多かったりすると待ち時間が伸びます。

待っている間に、体温、体重、血圧、酸素量を測り、この1週間の生活について問診票を記入。

主治医の手元に血液検査の結果が来ればやっと診察に呼ばれます。

主治医はすべての数値を見ていると思いますが、私には副作用の症状に深くかかわる「白血球の数値」と「貧血」についてお話してくれることが多いです。

血液検査と問診票の内容を確認し、抗がん剤を投与しても大丈夫となれば化学療法室に連絡が入ります。

そこから薬の準備が始まるので、化学療法室でも少し待つことになります。

私の病院では、ここまでだいたい1時間~1時間半くらいのことが多かったです。

いざ、化学療法室へ

化学療法室用の問診票と受診票を持って化学療法室へ移動します。

化私の病院では、学療法室で受診票を出す際に、ベッドかリクライニングチェアか希望を出せます。

私はいつもベッドを選びます。

絶対に寝ちゃうので。

抗がん剤の前に吐き気止めなら薬を投与するのですが、これが眠くなります。

看護師さんが吐き気どめの事を「”眠くなる薬”入れま〜す」って言っちゃってた事があったので、間違いないのだと思います。

人によって使用する薬が違うので準備に時間がかかったり、ベッドが空いていなかったりするとここでも待たされます。

投与前にトイレを済ませておくこと

受診票を出して受付してもらったら、準備が整う間に必ずトイレに行きます。

点滴中の途中でトイレに行くことは可能ですが、点滴の針を刺したまま行くので、行かないで済むなら行かない方が良いようです。

血管に入った針が、動いたり腕を曲げたりすることによって血管から外れては危険だからです。

なので、「トイレを済ませて来てください」と必ず言われます。

…とはいえ、見ている感じでは皆さんだいたい途中で一度は行っているようです。

私も必ず途中で1回は行ってしまいます。

点滴をしているとトイレがめっちゃ近くなります。

針が刺さった状態で歩いていくことになるので看護師さんに声をかけて、無理のないタイミングで行きます。

抗がん剤を投与している時でなく、できれば生理食塩水に切り替わっている時が良いようです

抗がん剤投与中の時は、点滴の落ちるスピードを遅くするように調整してくれたりします。

当日の流れ 抗がん剤の投与

私の場合になりますが、点滴の流れは以下の通りです。

点滴の時間だけで言えば2時間ほどでした。

点滴は、生理食塩水→吐き気止め→抗がん剤→生理食塩水の順番で行われます。

まずは生理食塩水を流し、血管に正常に入っていっているか確認します。

点滴バッグを針の位置より低い場所まで下げて、チューブ内に血液の逆流があるか見ていました。

これは、血管に間違いなく針が入っているかを確認する行為で、1~2秒のことなので心配ありません。

投与前の生理食塩水は血管の確認のほか、点滴のルートを生理食塩水で満たし安全に薬を投与できる状態にする目的があるようです。

あとは、体内の水分量を増やし、抗がん剤からのダメージを少しでも抑える効果も期待されているようです。

抗がん剤投与後は水分を多めに取るように指導もされます。

問題なければ、まず吐き気止めの薬を点滴します。

こちらが30分ほど。

その後、抗がん剤を点滴していきます。

こちらが1時間ほどかかります。

抗がん剤が終われば、生理食塩水を流し、血管の一か所に抗がん剤の薬液が留まっていることの無いようにきれいに流します。

説明によると、一か所に抗がん剤が留まると血管にダメージがあり、血管が変色したり、固くなりもろくなったりするとのこと。

ここまで終われば点滴の針を抜き、針を抜いたところを3分ほど強く押さえ止血します。

採血の時もそうですが、押さえる力や時間が足りないと、血管の穴から血液が皮下も漏れ出し内出血状態になります。

よく注射あとがアザになったりしますよね。

私は抗がん剤投与のあと内出血を起こし、周囲が腫れて心配だったことが1回だけありました。

普通の点滴ならともかく…抗がん剤です。

事前の説明で「抗がん剤投与後に腫れや痛みがある場合は次の診察を待たずに受診するように」とあったので、少し大袈裟かとも思いましたが、次の日に病院へ行きました。

結局問題は無かったのですが、心配なまま過ごすのも嫌だったので。

この時の症状、先生の説明などはまた別の記事で書きますね。

全ての点滴が終われば、最後に血圧を測って、この日の抗がん剤治療は終わりです。

ジーラスタ併用の場合は

ジーラスタ併用の場合は、このあとお腹にジーラスタを取り付けてもらいます。(ジーラスタボディーポッドの場合)

ジーラスタは抗がん剤投与後、24時間以降に1回投与することによって好中球(白血球の仲間)の減少を抑える薬です。

高齢の方や体調などによっては翌日以降に病院で投与してもらうケースもあるそうですが、私の場合「ジーラスタボディーポッド」を使用しました。

「ジーラスタボディーポッド」は、自動的にジーラスタを投与してくれる機器です。

抗がん剤投与後病院で取り付けて貰えば、翌日(約27時間後)に「ジーラスタ」の薬剤を自動で投与してくれます。

看護師さんがスイッチを入れ、カテーテルをお腹に刺して、本体をお腹に貼り付けます。

「ジーラスタボディーポッド」については、副作用など体験談を「ジーラスタ 抗がん剤の副作用を防ぐお薬」という記事に書きました。気になる方はご覧ください。

投与が済んだら

化学療法室を出る時、お薬手帳に貼るためのシールを貰います。

使用した抗がん剤の名前が記載されています。

副作用止めの薬が処方された時などは、先にこれをお薬手帳に貼っておけば調剤薬局の薬剤師さんが「何のために処方された薬か」がわかりやすいです。

これは院内の薬剤師さんに言われました。

シールと共に返された受診票を受け取り会計へ行き会計を済ませます。


病院によって異なるところもあると思いますが、おおまかな流れは同じかと思います。

いかがでしょうか?イメージできたでしょうか?

少しでも抗がん剤治療の緊張が減りますように…

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