51歳で思いがけず乳がんが見つかり、あれよあれよと手術〜化学療法(抗がん剤)となった主婦kosatoです。
乳がんが見つかってから慌てて自分で調べたり人に尋ねたりして知識を付けたつもりでも想定外のことが起こります。
手足症候群もそう。
後から調べれば情報は色々とあるのだけど、病院で抗がん剤治療の説明を受けた時には触れられなかった副作用なので、完全にノーマークでした。
手足症候群の存在も知らず、手足が腫れて来た時はリウマチになったかと本気で心配になりました。
手足症候群とは何か
手足症候群は抗がん剤によって手や足の皮膚・爪の細胞が影響を受ける副作用です。
手のひらや足裏、爪の周りに赤みや腫れが起こり痛みが生じます。
症状が進むと腫れで手が握れなくなったり、足裏の痛みで歩けなくなったりします。
私はまだありませんが、ひどい場合は「水ぶくれ」や「ただれ」になったりするようです。
抗がん剤の種類によっても多少症状に違いがあるようです。
基本的にはタキサン系の薬で現れることが多いみたいですが、私の場合EC療法の2コース目(2回目の投与)でもう出てしまいました。
2コース目投与の2日後でしたので最初の抗がん剤からたった16日目ということになります。
症状は?体験談

私の場合、まず手のひら(主に指)が腫れてパツパツになり、グーが握れなくなりました。
手のひらは真っ赤。
よく見ると手のひらや手の甲に黒いシミができています。
手のひらにシミなんて1個も無かったのに片手に4~5個もあります。
手の甲は色素沈着し、くすみを通り越して浅黒くなっています。
手を横から見たときに、手の甲と手のひらの境目がはっきりと線で認識できるほどです。
チンパンジーの手を想像してください。あんな感じです。
同時に足の裏も腫れて痛くなり、歩くときに床に着くと痛みます。
足の裏は、地面に接する箇所から腫れて痛くなるので、歩き方の癖などにより腫れる場所は人それぞれかもしれません。
ひどくなってくると階段の上り下り(特に下りる時)が痛くて、そろりそろりとしか歩けなくなります。
この時には色も「赤」を通り越して「赤黒い」色をしています。
そして、何回か経験するうちに前兆があることに気付きました。
手指の第一関節、第二関節あたり、または親指の付け根の水かきあたりが赤くピリピリしてきます。
足も指のピリピリから始まります。そのあとそこから腫れてきます。
症状の進み方を下にまとめてみました。

腫れが引くと、その部分の皮膚が浮いて剥けてきます。
「ベビーフット」って知っていますか?
角質ケアの商品で、皮がべろーんと剥けてくるやつです。あんな感じです。
手のひらの皮も細かく剥けてくるので、料理の際などに困ります。
・・・ここまでの流れがセットです。
皮が剥けきったら終わりなのですが、剥けきれていない、または剥けたばかりで皮膚が薄いところに次の抗がん剤です。
うまく予防しないとまた腫れてきます。
無理やり皮をめくってしまったところでもあれば、そこが真っ赤に腫れてめっちゃ痛みます。
予防方法は下記にまとめました。気を付けて予防し、症状が出ずに済んだことも何度もあります!
予防するには
- 皮膚が硬く厚いところに出やすいのでこまめに保湿して皮膚を柔らかくしておく
- 皮膚への圧迫や摩擦を避けるため、柔らかく締め付けの少ない厚手の靴下を履く
- 室内では靴下+スリッパだと更によし
- 靴にはジェルの中敷など柔らかく厚みのある中敷きを使用する
- 手足に負担がかかることをしない
(長時間のPC・包丁など作業、手足を多く使う運動、長時間の散歩など) - 皮膚への刺激を避けるため、食器洗いなどの洗剤を使う際はゴム手袋をする
- 入浴、熱いシャワーなど、熱いお湯に手足をさらす時間をなるべく減らす
症状が出てしまったら
基本的には、上記の予防と同じことを大切にしてください。
そして主治医に相談して薬を出して貰いましょう。
私は最初、保湿剤(ヒルロイドクリーム)だけ貰っていましたが、症状が酷く出た時にステロイド(ロコイド)を処方されました。
保湿剤はマストで、ステロイドは赤みやピリピリが出た段階で早めに塗っていきます。
皮が剥けて薄くなって痛いときにもステロイドを塗っています。
ステロイドに抵抗がある方もいるかも知れませんが、手のひらや足の裏は皮膚が厚くステロイドが吸収されづらいとのことなので、私は塗っています。
本当にひどい症状の時は日常生活もままならないので仕方ありません。
そして、足の裏が腫れて歩くのも痛いとき、綿ソックスを履いたまま、タオルにくるんだ保冷剤に足を載せて冷やしたらかなり楽になりましたよ。
腫れ方、皮膚の剥け方などを写真で記録してあるのですが、見る人によっては不快な写真なので控えました…
参考になるサイト
手足症候群の症状についてわかりやすく説明しているサイトがあったのでリンクを貼っておきます。
- 厚生労働省が発行しているPDFがウェブで見れます。
刺激的すぎない写真も載っています。
https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1q02.pdf - 国立がん研究センター東病院のHP


