こんにちは、kosatoです。
51歳で乳がんになり、手術・抗がん剤治療を経て、現在は放射線治療を受けています。
※この記事は、私が実際に受けた放射線治療についての記録です。治療の回数や方法、検査の内容などは、病院や人によって違うことがあります。あくまでも「私の場合」として参考にしてください。
放射線治療、始まる
抗がん剤治療が終わり、今度は放射線治療が始まりました。
私の場合治療は、平日の月曜日から金曜日まで、全16回。
毎回、決められた同じ時間に治療を受けています。
治療後には週1回、放射線科の先生による診察があります。
放射線治療を受ける場所は「放射線治療室」。
この記事を書いている今、放射線治療も残すところあと数回。
忘れないうちに、実際の治療当日の流れや、治療室の様子などを書いておこうと思います。
まずは病院の受付へ
私の予約時間は朝。
朝イチの通院は、道が混んでいたり、駐車場が満車で入庫待ちになったりして、到着時間が読めません。
かなり早めに家を出ていますが、それでも日によってはギリギリになることも。
病院からは、放射線治療室の受付を10分前までに済ませるように言われています。
予約時間に合わせて治療を始められるように、時間には余裕を持って行く必要があります。
放射線治療の予約枠は30分刻み。
私が見た感じでは、同じ時間帯に3~4人程度が入っているようでした。
そのため、道が空いていて早めに病院に着いても、予約時間より早く治療に案内されることは、あまりありません。
もし予約時間に間に合わない場合は、必ず電話連絡をするように言われています。
予約枠が決まっているので、遅れる場合は予定を調整し直す必要があるからです。
もちろん、体調不良などで治療を受けられない場合も連絡が必要です。
その場合は、その日の治療がなくなるので、治療の最終日も後ろに延びます。
例えば、10月1日が治療最終日の予定だった場合、途中で1日休めば、最終日は10月2日になります。
放射線治療室で受付
まずは総合受付にある自動再来受付機で受付をします。
受診票が発行されたら、それを持って放射線治療室へ。
放射線治療室の受付で、受診票のバーコードをバーコードリーダーにかざして受付完了です。
受付を済ませたら、待合室の椅子に座って待ちます。
時間になると、看護師さんか技師さんが呼びに来てくれ、更衣室へ案内されます。
更衣室で検査着に着替える
更衣室は2部屋。
更衣室の外にロッカーが4個あります。
更衣室は着替えるときだけ使い、手荷物は置きっぱなしにせず、ロッカーに入れます。
そのため、ロッカーの番号に対応したカゴがあります。
「今日は2番のロッカーです」と言われたら、2番のカゴと検査着を受け取ります。
カゴを持って更衣室へ。
上半身の服を全部脱いで、検査着に着替えます。
私服や手荷物をすべてカゴに入れ、番号に対応したロッカーにしまって鍵をかけます。
このとき、受診票は看護師さんがチェックするので、
- 受診票
- ロッカーの鍵
この2つは手元に持っておきます。
準備ができたら、更衣室の前の椅子に座って待ちます。
いよいよ治療室へ
看護師さんが迎えに来たら、一緒に実際に放射線治療を行う治療室へ入ります。
治療室の入口には、顔認証システムがあります。
ここでマスクを外して顔認証。
かなり感度がよく、マスクを下げながら近づいていくと、顔を機械に近づけなくても認証されました。
治療中はマスクをしているルールなので、顔認証が終わったら、またマスクをつけます。
バーコードでの受付に顔認証での本人確認…
放射線治療室は、ほかの科よりちょっと進んでいる感じがします。
治療台に上がる
荷物置きに、
- 受診票
- ロッカーの鍵
- 帽子
を置きます。
そして靴を脱いで、治療台に上がります。
私は帽子を脱いだ状態で治療を受けることにしたので、治療中は帽子を脱いでいます。
でも、更衣室から治療室までの移動中は帽子をかぶっています。
ほんの数メートルなんですけどね。
待合室前の廊下を歩くので、坊主頭をさらして歩くのは、ちょっと……。
治療室の様子と治療の準備
治療室には、リラックスさせるためなのか、音楽が流れています。
私は「治療中に動いてはいけない」ということにプレッシャーを感じるので、音楽に集中するようにしています。
洋楽のリスニングに挑戦したり、古い邦楽のタイトルを思い出そうとしたり。
「この曲、誰の何ていう曲だっけ?」
なんて考えていると、意外と気が紛れます。
治療台に横になる
治療台は、体の幅とそれほど変わらない、狭くて硬いベッドです。
シーツのような生地が敷かれていて、その上には、以前CTのときに私の背中の形に合わせて作ったマットが置かれています。
このマットにも印があり、まずは体に書かれた印と合わせていきます。
腕は万歳するようにして、頭の上で軽く交差するように腕置きに置きます。
寝る位置が決まったら、ここからは看護師さんや技師さんにおまかせ。
検査着の前を開け、浴衣のようになった検査着を背中側で首のあたりまでたくし上げます。
そして、機械と体の印が合うように、細かく位置を調整していきます。
シーツを引っ張って左右の位置を微調整したり、
「もう少しあごを上げてください」
「腕の力を抜いてください」
と言われたり。
お尻を一度持ち上げて、そっと下ろしたりすることもあります。
線1本分の誤差も調整しているような、かなり細かな位置合わせです。
緑色のレーザーのような光
位置合わせのためなのか、天井にも小さな機械がついています。
緑色のレーザーのような線も出ていて、天井を走っています。
寝た状態で見ると、これもなかなか不思議な光景です。
「そこから動かないで」
位置が決まると、
「はい、そこから動かないでください」
と言われます。
そして、ベッドに安全ガードのようなものが「ガチャン」とセットされます。
私は頭を上げられないので、実際にどんなものが付いているのかは見えません。
治療に入るときにはベッドの高さが上がり、位置調整のために角度が少し傾く場合もあるそうなので、転落防止のためなのかな?と思っています。
いよいよ放射線を照射
位置が決まると、看護師さんや技師さんは治療室から退出します。
隣の部屋から、マイクを通して声をかけてくれます。
「ベッドが動きます」
そう言われると、ベッドが上昇。
左右の位置も、機械が動いて細かく調整されます。
「治療始めます」
と言われたら、いよいよ放射線の照射です。
ここからは、絶対に動いてはいけません。
くしゃみや咳が出そうになった場合は、事前に手を上げて知らせるように言われています。
照射が終わったら
照射が終わると、看護師さんや技師さんが治療室に戻ってきます。
ベッドを下げたり、安全ガードを外したり、検査着を直したりしてくれます。
機械が止まり、ベッドが完全に下がったら、ベッドから降ります。
これで、その日の治療は終了です。
放射線治療の機器はとても大きい

放射線治療に使う機器は、とにかく大きいです。
説明のときにもらった冊子に載っていた写真と、実際に私が治療で使っている機器は形が違っていました。
病院によって扱っているメーカーや型式なども違うと思います。
なので、ここでは「私の病院ではこんな機械でした」というリポートです。
ベッドの頭側の壁に円形の大きな台座があり、そこから機器が生えています。
アームが4本あり、
- ビームが出る金属の板がついた、太陽の塔のてっぺんのような丸いアーム
- 四角い、はんぺんみたいなアームが2本
- コードの束が背骨のような可動式ブロックの中に収まり、丸い頭につながっている、骨格標本のようなアームが1本
という感じ。
……説明がしづらくかなり独特(笑)。
画像のものにかなり近い見た目です。
壁にある台座が回転して、機器が体の周りを動きます。
アーム自体も伸びたり縮んだりして、照射する位置を調整します。
寝ているベッドも上下に動き、位置合わせのために角度が変わることもあります。
機器が動くと、巨大ロボットが動き出すときのような、
「ウィーン……」
という音。
治療が始まると、電動シェーバーのような音に、ハウリングが混じったような、
「ビー……」
という音がします。
機器の見た目が気になる方は、画像検索をしてみてください。
色々なものが出てきますがイメージがつかめるかも。
また、放射線治療について詳しく知りたい方は、「公益社団法人日本放射線腫瘍学会」のホームページにも情報があります。(https://www.jastro.or.jp/)
治療にかかる時間は?
名前を呼ばれてから放射線治療室を出るまで、私の場合は15分ほどです。
この時間には、
- 検査着への着替え
- 本人確認
- 治療台での位置合わせ
- 放射線の照射
- 治療後の着替えなど
が含まれています。
実際に放射線のビームが当たっている時間は、1~2分ほど。
実際の照射時間は意外と短いです。
診察がある日は、もう少し時間がかかります。
ただ、私の病院では、たいてい治療後にあまり待たずに診察室へ案内されるので、プラス5分程度です。
治療中の痛みはある?
今のところ、放射線のビームが当たっている間に、何かが当たっているような感覚はありません。
痛みもなく、熱を感じることもありません。
ただし、放射線治療は回数を重ねることで、皮膚が日焼けをしたような状態になっていくそうです。
放射線治療による副作用については、別の記事でまとめたいと思います。
放射線治療を実際に受けてみて
初めて放射線治療を受けるときは、
「何をするんだろう?」
「どれくらい時間がかかるんだろう?」
「痛くないのかな?」
と、分からないことがいろいろありました。
大きい機器を見て、初回は少し緊張しました。
実際に始まってみると、受付をして、着替えて、治療台に横になって、細かく位置を合わせてもらい、照射。
そして終わったら着替えて帰る。
毎回ほぼ同じ流れなので、何度か受けているうちに、すぐに慣れてきました。
治療そのものは短時間ですが、毎日通院することになるので、私は「決まった時間に病院へ行って、決まった流れで治療を受ける」という生活になっています。
抗がん剤治療が終わったと思ったら、今度は放射線治療。
治療はまだ続いていますが、少しずつゴールが見えてきました。
次は、放射線治療で気になる皮膚の変化や副作用についても、私の場合を記録していきたいと思います。
