51歳で乳がんが見つかり、両胸の全摘と左側の腋窩リンパ節郭清(脇のリンパ節をまるごと切除)を受けました、kosatoです。
手術療法の後に抗がん剤治療が始まり、その抗がん剤治療も終わりが見えてきました。
抗がん剤が終わったら、放射線治療が始まると聞いていました。
仕事復帰の時期をどうするか、これからのスケジュールを早めに知っておきたくて、抗がん剤があと3回で終わるという頃に、主治医の先生に放射線治療が始まる時期について聞いてみました。
以前、一般的な放射線治療の例として、
「平日に毎日、週5回。それを5週間続ける」
と聞いていたので、回数などもきちんと確認しておきたかったのです。
ちなみに、ここでいう「主治医」は、手術を担当してくださった乳腺外科の先生のことです。
放射線治療は放射線科の先生が決める
私は紹介状を持って今の病院に来ました。
最初は外来専門の先生の診察で、その先生が必要な検査を調整し、担当医を決め、手術の日程を押さえるところまで進めてくれました。
外来の先生の診察を2回受け、その後、検査結果が揃ってから治療方針の説明をしてくださったのが、現在の主治医の先生です。
最初に受けた検査については、別の記事で書く予定です。
主治医の先生に放射線治療について聞いたところ、
「放射線治療については、放射線科の先生の診察を受けて決まります」
とのことでした。
なので、この時点では放射線治療について具体的な回数などは決まりませんでした。
ただ、まだ抗がん剤治療が残っていたものの、この時点で射線科の予約を入れてくれました。
予約日は、最後の抗がん剤治療の日。
いつも抗がん剤治療は午後の予約でしたが、放射線科は朝10時しか予約が取れなかったため、
午前中に放射線科の診察・CT検査
↓
終わったら、そのまま抗がん剤治療
というスケジュールにしてもらいました。
放射線科の診察を受ける前に、
「医療保険に加入しているなら、放射線治療が保険の対象になるか、対象になるための『総線量』や『回数』に規定があるか、確認しておいてください。」
と言われました。
治療方針については、自分の体のことですから、本人の希望も聞き取りしてくれます。
そのため、最初の診察の前に、自分自身で確認できるところは確認しておくように、ということのようです。
最後の抗がん剤の日、まずは放射線科へ
そして迎えた、最後の抗がん剤の日。
まずは放射線科へ向かいました。
手術前にもCTやMRIを受けていたので、なんとなく同じ場所だと思っていたのですが、放射線治療を受ける人は「放射線治療室」という別の場所で受付をするようになっていました。
「放射線科」と通称で呼ばれていますが、厳密には「放射線診断科」と「放射線治療科」があるそうです。
今回は「放射線治療科」の「放射線治療室」へ向かいます。
まずは放射線科の先生の診察。
ちなみに、この時に診てくださった先生が、放射線治療で担当してくださる先生になります。
先生から放射線治療とはどういうものなのか、治療のメリット・デメリットなどについて説明を受けました。
もちろん、これまでの治療や検査内容は共有されています。
そのうえで、
「あなたの場合はこういう状態なので、このようにするのがいいでしょう」
という感じで、私の場合に合わせて分かりやすく説明してくれました。
放射線治療回数 25回ではなく16回に
以前聞いていたのは、
平日毎日、週5回×5週間=全25回
という例でした。
でも、私の場合は違いました。
平日毎日、全16回
で受けることになりました。
回数が少なくなる分、1回あたりに照射される放射線量は少し多くなるそうです。
ただ、回数を掛け合わせて考えると、最終的に照射される放射線の総線量は、25回の場合より少し少なくなるとの説明でした。
今回、私が放射線を当てるのは、脇のリンパ節に転移が多かった左胸のみです。
治療の開始日と時間を決める
次に、いつから治療を始めるのか、その日から16回だといつまでになるのかを確認。
さらに、30分刻みで予約を取るため、
「何時からが希望ですか?」
と聞かれ、空いている時間を確認しながら決めていきました。
放射線治療は、毎日同じ時間に受けることになります。
私はこの日に、まだ最後の抗がん剤が1回残っていました。
そのため、放射線治療のスタートは2週間後になりました。
先生からは、抗がん剤のパクリタキセルが放射線治療に作用してしまうため、2週間は間を空けるとの説明がありました。
ただ、2週間後のスタートになると、照射する位置を決めるために体につける印が消えてしまう可能性があります。
そのため、治療開始の1週間前に一度来て、印が残っているか確認することになりました。
本来は、抗がん剤が終わって、放射線治療を始められる状態になってから放射線科の診察を受けるそうです。
今回は私が「仕事復帰のこともあるので、先のスケジュールを早く知りたい」と、抗がん剤治療が残っている段階で乳腺外科の先生に相談したため、診察から治療開始まで2週間空くという、少しイレギュラーな流れになりました。
看護師さんから放射線治療の説明
先生の診察が終わったあとは、看護師さんからタブレットを使って放射線治療の流れを説明してもらいました。
治療の流れや注意事項、副作用などについて書かれた資料ももらいました。
その後はCT検査。
このCTで、実際にどこへ放射線を当てるのかを決めていくそうです。
顔認証用の写真を撮る
放射線治療室では、本人確認を顔認証システムで行うそうです。
そのため、顔認証用の画像を登録するための写真を撮りました。
マスクを外して撮影します。
また、CTを撮るときは、実際の放射線治療と同じ条件にする必要があります。
そのため、
「治療のときに帽子を取るか、被ったままにするか」
も、この時に決めました。
私は帽子は取ることにしました。
背中の型を取って、寝る姿勢を決める
その後、CTのある場所へ移動。
上半身を検査着に着替えて、CTのベッドに横になりました。
まずは、放射線を当てるときの寝る姿勢を決めます。
背中にマットのようなものを当てて、そこに空気を入れていきます。
そうして、私の体の形に合わせたマットができました。
足は膝を軽く立てた状態で、足置きに載せていました。
でも、私にはその姿勢があまり楽ではありませんでした。
そのことを伝えると、足置きは使わないことになり、平らなベッドの上に足をそのまま伸ばす姿勢で行うことになりました。
自分にとって楽な姿勢に調整してもらえたので、よかったです。
体の位置を合わせるための印をつける
寝る姿勢が決まったら、体に印をつけていきます。
青いペンで、
- 中央に2個
- 左右の脇にそれぞれ上下2個ずつ
印をつけました。
このときの私は、この印が何のためのものなのか、詳しくは分かっていませんでした。
ただ、放射線治療が始まった初日に分かったことがあります。
実際に照射する治療の日に、照射する位置に合わせて、さらに印を書き足したのです。
そこで初めて、
「最初につけた印は、放射線を当てる場所そのものではなく、治療のときに体と機械の位置を合わせるためのガイドだったんだ」
と分かりました。
その後、CTを撮影しました。
看護師さんから説明を受けるときに、私は「閉所が苦手です」と伝えていました。
そのため、CTの撮影中は付き添いの看護師さんが声をかけてくれました。
閉所が苦手なのは間違いないのですが、手術前にもCTを経験していましたし、MRIに比べるとCTはオープンな感じがあります。
思っていたほどドキドキせず、落ち着いて受けることができました。
印が消えないようにシールを貼る
CTが終わり最後に、先ほど体につけた印が消えないように、その上からシールを貼ります。
このとき水を使うので、少し冷たかったです。
シールを貼ってあるとはいっても、こすったりするとやはり取れてくるそうです。
そのため、
- 入浴のときはこすらずに、泡でなでるように洗う
- お風呂上がりに体を拭くときもこすらない
ように言われました。
また、時間が経つとインクがにじんできて、下着に色がつく可能性もあるとのことでした。
これで、この日の放射線科での予定は終了です。
このあとは、そのまま最後の抗がん剤治療を受けました。
この日、放射線科でやったこと
今回、放射線科で行ったことをまとめると、
- 放射線治療についての説明
- 照射回数・スケジュールの決定
- 顔認証システム用の写真撮影
- 背中のパッドの型取り
- 体と機械の位置を合わせるための印つけ
- CT撮影
です。
これで、放射線治療を始める準備ができました。
抗がん剤が終わったと思ったら、今度は放射線治療。
しかも、平日は毎日の通院…
治療はまだ続きますが、ここからまた新しい治療が始まります。
※この記事は、私が実際に受けた放射線治療についての記録です。治療の回数や方法、検査の内容などは、病院や人によって違うことがあります。あくまでも「私の場合」として参考にしてください。

