50代前半主婦、健康自慢だった私が乳がん発見から手術療法を経て、またまた想定外の化学療法(抗がん剤治療)を受けた体験談です。
今回は抗がん剤による脱毛について経験したことを書きます。
脱毛について知っておきたいこと
- 抗がん剤治療では誰でも脱毛する
- 抜け始め時期は人による
- 脱毛する時地肌が痛い
- シモの毛も抜ける
- 丸っと全部キレイに抜ける訳ではない
- 前髪、もみあげなどが残っていればかなり便利
- 眉毛・まつ毛の抜けるのは少しあと
抗がん剤投与前に聞いた説明では
抗がん剤治療前に主治医や看護師さんから脱毛に関しての説明がありました。
脱毛は抜け始めの時期こそ個人差がありますが、基本的には誰もが抜けます。
抗がん剤治療を開始して、2〜3週間後から少しずつ脱毛が始まるとのこと。
4か月くらいで毛髪はほぼ無くなり、まつ毛・眉毛も抜けます。
抗がん剤投与が無くなれば、早い人で1か月くらいで産毛が生え始め、半年くらいで生え揃ってきます。
抗がん剤投与中に冷却すると脱毛を防げる?
頭を冷却することで脱毛を防ぐ効果があるとのことで、専門の冷却装置を取り入れている病院もあるようです。
抗がん剤が毛母細胞を破壊することで脱毛が起きるのですが、冷やすことで血管を収縮し、毛根へ届く抗がん剤の量を減らそう!という仕組みです。
完全に脱毛を防ぐことは難しいようですが、抜け毛を抑制したり治療後の発毛を早めたりする効果が期待されるんだそうです。
私の通う病院には冷却装置は有りません。
抗がん剤投与前~投与中に冷やさないと意味がないので、家に帰って慌てて冷やしてもだめです。残念ながら。
ちなみに現在私はパクリタキセルを投与しているのですが、同じ考え方で投与中に手首・足首の冷却をしています。
パクリタキセルは手や足の指先に「しびれ」が出やすいのですが、これを防ぐためです。
パクリタキセルについては知りたい方はこちらの記事へ。
パクリタキセルの「しびれ」についてはこちらへ。
抜け始めは1回目投与から13日後(私の場合)
さて、実際に私がどうだったかと言うと、初めての抗がん剤投与から13日目にはっきりと抜け毛を感じました。
この日、外出前に毛先を整えようとちょっと引っ張ったらハラハラハラ…と。
「ごっそり束で」という訳ではなかったので、この日の外出はキャップをかぶって髪に触れないようにして過ごしましたが、肩に髪が落ちていないか何度も気にしてしまいました。
この日の夜から入浴が大変でした。
シャンプーすれば手指に毛が絡まりごっそり抜け、排水口をあっという間にふさぐので、抜けた毛をゴミ箱へ移動させながらの洗髪。
そして抜け落ちた毛が体に付くので、頑張って流したつもりでも湯船に浸かるとお湯に毛がたくさん浮いている・・・
よく見ると洗い場の床にも毛がたくさん落ちてます。
浴室から出る前に全部掃除して片付けてから出ないとならないので入浴にめっちゃ時間がかかる!
お風呂の順番が一番最後じゃないと無理ですね。
髪の毛だけじゃない!他の毛も…
あと、同じタイミングでシモの毛も抜け始めましたー。ぎゃー!
気付くと抜け落ちてます。ひぇ
VIO脱毛しとけば良かったと本当に思いました。
介護のことも薄っすら気になりだす歳だし…50代からのVIO脱毛、調べてみようと思います。
そのほかの毛ですが、眉毛・まつ毛は結構頑張っていて、だいぶ薄くはなりましたがまだ少しあります。(抗がん剤スタートから2か月経過時点)
まつ毛が少ししかないので顔を洗う時に水が目に入ります!
そして、アイラインが引きづらい!
以前はまつ毛の根元をうめるようにアイラインを引いていたのですが、スカスカ過ぎて線が定まりません。
つけまつ毛をする方もいるようです。
以前告知を貰った「乳がん患者の集い」ではネイルチップの扱い方やつけまつ毛の使い方のブースが出ていました。
今度参加したらリポートしますね。
他の体毛はについては…
私の場合、体のムダ毛は永久脱毛していたので(VIOはまだだったけど!)はっきりとした変化はわかりませんが、顔の産毛が減っているようなので、目立つ毛はやはり抜けるんだと思います。
髪の毛が抜けるとき痛い
ところで、髪の毛が抜ける時、頭皮に痛みがあることはあまり知られていないかもしれません。
脱毛の説明を受けた時にもそのような話はありませんでした。
でも自分が痛みを感じて調べてみたら、普通に起こることのようですね。
個人差はあるかもしれません。
髪の毛をいつもと違う分け方で結んだ時などに、ゴムを外したあと髪の根元が痛いことありませんか?
あの感じに近い痛さです。毛根がジンジンします。
毛根や頭皮が一時的なダメージや敏感な状態になっているために起こる自然な経過で、「知覚過敏のようなもの」とのことです。
いまは中途半端な状態 どう過ごすか
結局1週間くらいで抜けるところは抜け、抜け毛を感じることも減りました。
全部キレイに丸っと抜けた訳ではないんです。
私は前髪ともみあげ、襟足が薄いながらも残っています。
中途半端で、鏡を見た時になんとも情け無い感じなんですが、これを剃り落としてはいけません。
実はこれが重宝しています!
ニット帽などの柔らかい帽子をたるませてかぶると前髪、もみあげ、襟足が出ているだけで、髪の毛があるように見えます。
ベースボールキャップや普通のハットでは生えていないところが見えてしまいダメでした。
たるませてもみあげや襟足をカバーするのがポイント。
柔らかいキャスケットでもいいですね。
私が使ってみてかなりおススメなのが、「COCOLO(ココロ)医療用帽子 オーガニック三つ編み柄ボーダーキャップ」です。
シンプルでどんな服にも合わせやすく、ファッションとして成立している点が素晴らしい。
医療用と謳っているだけあって、オーガニックコットンで無縫製(縫い目が肌に当たらない)そして日本製。
薄手で涼しく、ネットに入れて洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるのも助かります。
私は色違いで購入し、帽子を脱がないといけないような外出以外はほぼ毎日使っています。
仕事や学校の行事など帽子を被って行けない場合はウィッグです。
ウィッグについては私も試行錯誤したので、別記事で詳しく書こうと思います。
店舗に行って買うにしても、ネットで買うにしても結構リサーチが必要ですし、いざ手元に来てからも、被り方に練習が必要です。
早めの準備に越したことはありません。
抗がん剤治療中でも気分が良ければ外出したいし、快適に前向きに過ごすために帽子でもウィッグでもお気に入りを見つけたいですね!
とはいえ、やっぱり四六時中何かを被っているとたまにストレスを感じる私です。
家族を見送ってひとり家で過ごす時は坊主頭を解放しています。
<追記>抗がん剤治療スタートから3ヶ月目
顔のうぶ毛もほぼ無くなりました。顔を触った時に違和感を感じます。摩擦から守る物が無い。

