<抗がん剤副作用>爪への影響 ついに爪が剥がれました

副作用

51歳で乳がんが見つかり、手術療法で両胸を全摘、左側の腋窩リンパ節郭清(脇のリンパ節をまるごと切除)しましたkosatoです。

手術後の病理検査で左のリンパ節から予想以上の転移が見つかり、想定外の化学療法(抗がん剤治療)が始まりました。

抗がん剤治療が始まって少し経った頃に書いた記事で「爪に黒いスジがでてきた!」ということまで書いたのですが、いよいよ爪の症状が酷くなってきました。

アピアランスケア

抗がん剤は健康な細胞にも影響します。

特に分裂が活発な細胞が影響を受けて症状に出やすいので、髪の毛や爪など外見に関わるところに変化が出てしまいます。

いまは抗がん剤治療の副作用による外見の変化をケアすることを「アピアランスケア」といいますね。

私の住む自治体では以前まで、がん患者がウィッグなどを購入・レンタルする際に発生する費用の一部を負担する助成金制度をもっと直接的な名称で呼んでいました。

それが今年度から「アピアランスケア費用助成金」という名称に変わりました。

ウィッグ、胸部補整下着や補整具、エピテーゼが対象です。

爪のケアやネイルチップなどは含まれません。金銭的な負担に対する補助だから当たり前か…

爪が黒くなる、黒い線が入る

爪の症状として一番始めに出てきた症状は、ぼんやりと爪の色が黒ずんできたことです。

そのうちに生え際の方から黒い縦線が現れました。

生え際から爪の先へと段々と黒い線が伸びていって、線の本数が増えていくので黒い縞模様状態です。

伸びた爪の皮膚から離れている部分まで黒く染まっているので爪そのものに着色があることが分かります。

指先のことなので目についてしまい気になります。

ちなみに手の指だけでなく、足の爪も同様です。

デコボコ、段差になる

次に、爪の表面を横方向に走るデコボコとした段差が現れました。

このデコボコは谷の部分がくっきりと白い線に見えるほど深く切り込んだようなデコボコです。

この段差の部分から爪の表面の光沢部分(ケラチン)が剥げていきます。

また、この段差をきっかけに表面が割れてきたりしてタオルや髪の毛などに引っ掛かります。(髪の毛はほとんどありませんが)

そこから割れて来たりするので注意が必要です。

この横方向のデコボコとともに、縦方向にも細いスジ状のデコボコが出ています。

デコボコした段差や表面の艶がなくなりザラザラした触感がとても不快です。

爪が浮く、剥がれる

私の場合、次の段階として爪が浮いてきました。

爪を見ると、皮膚にくっついている所はピンク色に、それより先の皮膚から独立している所は白色に見えると思います。

この白色部分が広くなり、ピンク色部分が減るということです。

事前の説明で、爪が浮いてきたり、脱落したりする可能性について説明は受けていました。

「酷い場合は皮膚科に受診になる」との話だったので、「爪が浮いてくる、脱落する」ってどんな感じだろうと怯えていました。

実際には、爪が浮いてくるのに痛みはなく「気づいたら」という感じでした。

私はある日、戸棚を開けようとして爪の先端を戸棚の取手にカチンとぶつけてしまったのですが、この時に更に爪が剥がれてしまい、この時ばかりは少し痛かったです。

爪が割れる、欠ける

デコボコの段差部分をきっかけにして表面が割れてきて引っ掛かりやすくなるのは先に書いた通りです。

「爪が引っ掛かる時は絆創膏を貼ると良い」と言われていたのですが、炊事などをしていると指先のことだしすぐに外れてしまいます。

そこで私は息子がスポーツで使っているテーピングを使ってみました。

テーピングはなかなか取れづらくて良かったですよ。すぐに汚れてくるのが難点ですが。

普段はテーピングを貼るようにしていたのですが、最悪なことに、浮いてきた爪を何かの拍子で引っ掛けて割ってしまいました。

浮いていた所だけ割れたので痛くはなかったのですが、深い位置から爪が無くなってしまったので凄く深爪したような感覚で指先に違和感がありました。

爪全体が脆く割れやすくなっているようです。

爪の表面にささくれ立ったようなヒビ割れのような箇所が何箇所もあり、引っ掛かりやすい状態ですので注意が必要です。

爪の変化 他にあります

抗がん剤治療で私に現れた爪の症状はこのような感じですが、その他にも説明を受けた症状があるので以下にまとめます。

  • 褐色や黒ずみへ変色
  • 黒いスジ、縞もよう
  • 薄くなる、脆くなる、割れやすくなる
  • 剥離、亀裂、欠ける
  • 表面がデコボコになる、白い横溝
  • 爪の周囲に炎症を起こす(爪囲炎:そういえん)
  • 爪の下から出血する
  • 爪が皮膚脱落する(爪甲脱落症)

現状の爪が苦手とすること

書いてきたように爪は脆く欠けやすく、剥がれやすくなっています。

日常生活の中で私が「今の爪ではこれはできない」と思った作業がいくつかあります。

  • 梱包のガムテープやシール剥がし
    前までは端から爪でカリカリやって剥がしたりしていましたが無理です。
    爪が浮いて来ているので、爪の先だけで作業するのは不安というか、そもそもやりづらいです。
    諦めて、中身を傷つけないように気を付けながらカッターで開封します。
  • 缶のプルタブを起こす
    プルタブを起こすのができません。
    爪に負担がかかり過ぎて怖いです。
    缶入り飲料を飲む機会はほとんどありませんが、ツナ缶とかトマト缶とか、プルタブを起こして切れ目を入れて蓋ごとパカっと開けるやつが問題です。
    プルタブと蓋との間に爪をねじ込んで起こすのは本当に無理なので、スプーンを使った「てこの原理」でやりましょう。
  • 新品のケチャップを開ける
    ケチャップでもマヨネーズでもワサビでも、新品をおろす時に付いている薄いアルミの蓋…
    あれも無理です。
    親指の爪と人差し指(または中指)の爪でつまんでめくると思いますが、爪×爪で薄い物をしっかり捕まえるのが難しいです。
  • 網戸の開閉
    我が家の網戸だけでしょうか?内側から開閉するときには引手というか指を引っ掛ける溝があるのですが、外側から開閉するときには引っ掛かりがありません。
    そこで網が張ってある面と網戸本体の枠部分との境目に指を引っ掛かて開閉していたのです。
    この方法で開閉するには爪が頼りなさ過ぎて剥がれそうで怖いです。
    最近は外側から開け閉めしなくていいようにベランダで洗濯物を干している時なども開けっ放しにしています。(そもそもなぜ外側から開閉しづらい設計なんだろう。洗濯を干す際とかいったん閉めますよね?)

「爪に負担が掛かって怖い」という原因の他に、爪が浮いてきているせいか「爪の先だけに頼るような作業がそもそもしづらい」ということがあります。

爪のケア、気をつけること

  • まずはハンドクリームや爪用のオイルなどでしっかり保湿
  • 爪は伸ばしすぎないように注意、逆に深爪にもならないように
  • 爪を切る時は、入浴後などの爪が柔らかくなっている時に
  • 乾燥している時や二枚爪になっている時、脆くなっている時は爪切りではなく爪やすりを使用する
  • マニキュアで保護する(色の変化が気になる時も)
  • 色が気になる時のマニキュアは濃い色を選ぶか何度かの重ね塗りが必要になるので、ネイルチップを使用する方法も
  • 亀裂や剥離、引っ掛かりなどは絆創膏や傷テープなどで保護する
  • 日常生活に支障がでたり痛みがある場合は我慢せずに先生や看護師さんに相談しましょう
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