乳がん治療中、久しぶりに5km歩いてみた|楽しみがあれば歩ける!でも翌日は…

日常生活

51歳で乳がんが見つかり、両胸の全摘と左側の腋窩リンパ節郭清(脇のリンパ節をまるごと切除)を受けました、kosatoです。

乳がんの治療が始まってから、外出する機会がめっきり減りました。

もちろん、食材や日用品の買い物には出掛けます。

息子たちを眼科や皮膚科、歯科に連れて行ったり、図書館に行ったりもしています。

でも、それは「自分が楽しむためのお出かけ」とはちょっと違います。

手術以降、私の生活の最重要項目は乳がん治療。

抗がん剤の副作用もあり、体力を回復させる間もなく今日まで来てしまいました。

出掛けるとすぐに疲れるし、以前に比べて体力も筋力も落ちたと感じています。

そんな私が先日、久しぶりに少し遠くまで出掛ける機会がありました。

そして、せっかくなのでそのまま散歩をしてみることに。

結果、5.2kmも歩けました。

……でも、その後のダメージがすごかった。

今回は、そんな「治療中の散歩」のお話です。

治療中、どうして外出が減った?

今の私が出掛けることに少し億劫になっている理由を考えてみると、いくつかあります。

  • 脱毛によって気軽に出掛けづらい
  • 貧血によるめまいがあり、体を動かすのがしんどい
  • 貧血で疲れやすい
  • 手足症候群になりやすく、たくさん歩くのが心配
  • 精神的なものや体調、口の渇きなどで眠りが浅い
  • 下痢が続いていて、体力が落ちている気がする
  • 下痢そのものも気がかり

そこに季節的な問題も加わります。

この記事を書いているのは8月後半。

猛暑日が続いていて、そもそも外出すること自体が大変です。

熱帯夜で睡眠不足になったり、暑い中でウィッグをかぶるのもしんどかったり。

そして、汗をかくと眉毛もすぐなくなります(笑)。

こうして考えてみると、「出掛けたくない」というより、出掛けるまでにいろいろと考えてしまうのかもしれません。

運動した方がいいのは分かっている。でも、なかなか動けない

もちろん、体力を落とさないためにも、適度に体を動かした方がいいことは分かっています。

入院後の生活について書かれた冊子にも、「ウォーキングなど、無理のない程度に体を動かしましょう」というようなことが書いてありました。

そんなことは、書いていなくても分かります。

実際、手術が終わって退院し、抗がん剤治療が始まる前には、家の周りをウォーキングしていた時期もありました。

その頃は、

「手術が終わったんだから、体力さえ戻れば今まで通りの生活に戻れる」

と思っていたんです。

まさか、この後に抗がん剤治療が始まるとは思っていませんでした。

「あとは良くなっていくだけ」

そんな気持ちで、今より体力も気力もありました。

もともと歩くこと自体は嫌いではありません。

ただ、私の場合、歩くことに「楽しみ」があるかどうかが大きい。

知り尽くした家の近所を、ただ運動のために歩き回るのは、あまり楽しくないのです。

久しぶりのお出かけ。せっかくだから歩いてみよう

体力が落ちてから、息子たちの習い事や部活の大会・遠征などは、夫が活躍してくれています。

仕事も忙しいのに、本当に感謝です。

そんなある日、夫が出張中に次男の習い事で用事があり、私が送っていくことになりました。

朝7時過ぎに稽古場へ送り届けるため、電車に乗って出掛けました。

予定では7時半から11時半くらいまで。

息子には行きに乗り換えを覚えてもらって、帰りは一人で帰ってきてもらうつもりでした。

7時半前には用事が終了。

「さて、帰ろうか」

となったのですが……

せっかく久しぶりに少し足を延ばしたのに、まっすぐ帰るのももったいないな。

そう思いました。

ひとりで散歩を楽しんでみようかな?

散歩には「モチベーション」が必要

今回の場所は、私が大好きな清澄白河界隈

おしゃれなカフェなどもあって、歩いているだけでも楽しい場所です。

ただ、なにせ朝の7時半。

まだどこも開いていません。

帰るか、ぶらぶらするか迷い、とりあえずファーストフード店でモーニングをいただきながら考えることにしました。

お店の中で涼んで、少し気が大きくなった私は、

「弱った足腰のためにも、歩いてみよう!」

と散歩することにしました。

今の体で激しい運動はできません。

だからこそ、無理のないウォーキングがいいことは分かっています。

でも、今回の散歩には「目的」がありました。

ひとりで、自分のペースで、自分の行きたい道を歩く。

そして、好きな街を歩く。

これなら頑張れそうです。

今回の散歩コースは「深川~水天宮」

清洲橋からスカイツリーが見える画像

Googleマップによると、今回の散歩コースの総移動距離は約5.2km。

徒歩だけなら約1時間12分のコースです。

ただ、実際には神社を参拝したり、図書館で涼んだりしたので、約4時間かけて歩きました。

深川の歴史に触れる

門前仲町駅

深川不動堂

富岡八幡宮

深川図書館

深川不動堂と富岡八幡宮を参拝した後、北上して深川図書館へ。

図書館では涼みながら、深川の歴史や古地図が載った本などを眺めました。

清澄庭園にも寄ることができたのですが、以前行ったことがあるので今回は省略。

清洲橋を渡って水天宮へ

清澄公園を抜けて、清洲橋を渡ります。

清洲橋は、ドイツのケルン大吊橋をモデルにした美しい橋です。

橋を渡って中央区へ入り、水天宮へ。

水天宮は安産・子授けで有名な神社です。

私も息子2人を出産した時に、安産祈願で戌の日のお参りをした思い出があります。

建て替え工事をしていましたが、工事が終わってから訪れるのは今回が初めてでした。

深川めしをお土産に

再び清洲橋を渡って深川に戻り、深川めしのお店「釜匠」へ。

アサリがゴロゴロ入った名物の深川めしを、長男へのお土産にテイクアウトしました。

そして清澄白河駅へ。

5km歩けた!……と思ったけれど

息子は用事を済ませ、私は深川めしを受け取り、駅で合流。

そのまま電車で帰宅しました。

最寄り駅に着いた頃には、もうヘロヘロ。

でも、散歩している最中は、思っていたほど辛くなかったんです。

「意外と歩けるじゃん」

と思っていました。

ところが……

後から来るダメージがすごかった。

まず、案の定、足の裏が痛くなってきました。

ピリピリする感じがあり、手足症候群のように腫れてきそうで、ちょっとビクビク。

すぐに足を洗って、冷やして保湿しました。

翌日以降も足の裏が熱を持ったような感じがあり、悪化しないか気をつけて様子を見ることにしました。

そして、普通に筋肉痛。

前腿とふくらはぎが痛い。

「あれ?肩甲骨の周りも痛い……」

腕を振って歩いていたのでしょうか(笑)。

普段あまり歩いていないことを、体がしっかり教えてくれました。

「歩けた」と「体力がある」は別だった

今回、5km以上歩けたことで、

「まだまだ歩けるじゃん!」

と思ったのですが、翌日以降の体の反応を見て考えが変わりました。

歩けたけれど、体力が戻っているわけではない。

普段からもう少し体を動かしていれば、翌日以降のダメージもここまで大きくなかったのかもしれません。

とはいえ、散歩している間はそれほど辛くなかった。

それはやっぱり、「楽しみ」があったからだと思います。

私にとって散歩は「サプリ」なのかも

「運動しなきゃ」と思うだけでは、なかなか動けません。

でも、

「ここに行ってみたい」
「これを見たい」
「これを食べたい」

そんな小さな楽しみがあると、自然と歩ける。

今回の散歩で、それを実感しました。

だからこれからは、近所でも「歩く目的になる楽しみ」を見つけてみようと思います。

おいしいものを買いに行くのもいいし、気になるお店を探すのもいい。

そして、実は「ダンス」なんかもいいかなと思っています。

ダンスのセンスはゼロですが(笑)、ゆるくできるものなら楽しみながら体を動かせそう。

治療中の体なので無理はできませんが、楽しく続けられる運動を見つけられたら、またブログで紹介したいと思います。

今回の5km散歩で、体力の低下はしっかり実感しました。

でも同時に、

「楽しみがあれば、今の私でもまだまだ動ける」

ということも分かりました。

無理をせず、自分の体と相談しながら。

これからも、楽しみながら少しずつ動いていこうと思います。

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