51歳で乳がんが見つかり、手術療法で両胸を全摘、左側の腋窩リンパ節郭清(脇のリンパ節をまるごと切除)しましたkosatoです。
手術後の病理検査で左のリンパ節から予想以上の転移が見つかり、想定外の化学療法(抗がん剤治療)が始まりました。
前半2か月かけてEC療法で抗がん剤治療を受けたあと、後半は薬を変えてパクリタキセルを毎週投与で12週間の予定で進めています。
当初後半のパクリタキセルもEC療法同様2週間に一度の投与スケジュールが予定されていましたが、白血球(好中球)の減少に対する副作用止めの薬「ジーラスタ」が私には合わずしんどい思いをしたので、毎週投与に変えました。
ジーラスタの副作用と毎週投与に変えた経緯はこちらの記事へ
この記事を書いている現在は、毎週投与のパクリタキセルの9週目です。
パクリタキセルの副作用
パクリタキセルは抗がん剤です。
抗がん剤はがん細胞の増殖を阻止しますが、同時に正常な細胞の分裂も妨げてしまいます。
血液を作り出す骨髄や毛髪を作る毛根の細胞などは活発に分裂を繰り返しているため抗がん剤の影響を受けやすいのです。
そのため骨髄抑制や脱毛などの副作用が出てしまいます。
パクリタキセルの副作用として骨髄抑制や脱毛と並び挙げられるのが「しびれ」です。
手指のしびれ
パクリタキセルの副作用で感じる「しびれ」は投与を重ねるごとに強くなると言われていて、週1回投与の場合、症状が強くでる傾向にあるそうです。
しびれが酷くなると刺すような痛みや焼けるような痛みを感じたり、感覚が鈍くなって細かい作業がしづらくなったり、歩きにくさを感じたりするようになります。
基本的には投与が終了してから数ヶ月以内に回復してきますが、症状が強い時には回復までに数年かかる場合もあるそうです。
パクリタキセルを週1回毎週の投与に変えるリスクとして、先生から一番最初に挙げられたのがしびれでした。
もちろん症状の出方には個人差があるので、全くしびれを感じずに済む方もいますし、しびれが出ても軽い症状のままでは推移することもあります。
私の場合 しびれの症状
私は週一回のパクリタキセル投与(ウィークリーパクリタキセル)が始まって6日後にはしびれを感じました。
初めての事なので、しびれの症状が出るとの話が無ければ「これがしびれ」と確信が持てませんでした。
最初、左手の小指の先にピリピリとした痛みが出て、しばらくすると治ったというか気にならなくなりました。
次に左手の人差し指で、やはり指の先端がピリピリとしきて、「あ、これがしびれか。」と認識しました。
次回の受診時に先生に話すと「多分それはしびれですね。症状現れるの早いね。」と言われました。
爪の変化や色素沈着も「症状が現れるの早いね。」と言われた私…どういう理由なのでしょうか?
しびれはずっと続く訳ではなく、気にならない時間もありながら「ピリピリ」「ジンジン」とした感覚が断続的に現れます。
また、全部の指がいっぺんにしびれる訳ではなく、順番に、または「こっちは治ったけど、こんどはこっち」といった感じでした。
症状が進むと感覚が鈍くなるのでケガなどに注意
症状が進むと指先の感覚が鈍きなり物がつかみにくくなったり、足先のしびれで歩きづらくなったりします。
手指のしびれが原因で日常生活に困るのは、「ペンがうまく握れず字が書きにくい」「箸が使いにくい」「洋服のボタンを掛けづらい」などがあります。
足指先のしびれがではつまずきやすくなったり、歩きづらくなったりがあります。
感覚が鈍くなることによってケガをしたり荷物を落としてしまったりする可能性があるので注意が必要です。
刃物を使う時や、重いものを運ぶ時には特に注意しましょう。
私は現在ウィークリーパクリタキセル9回目に来ましたが、しびれの症状が大きく進んだという感じはありません。
相変わらず時々のしびれは感じますが、しびれが強くなったりということはないです。
症状の程度は本当に個人差があるようです。
手指の運動 シックスパックエクササイズ
手指がしびれていることで手指を使う頻度が減り、手指の筋力が低下することがあります。
そのような状態を防ぐために手指の運動が有効です。
<自宅にあるもので簡単にできる手指の運動>
- 洗濯バサミをぱくぱく
- 柔らかいボールをにぎにぎ
- 折り紙など手指を使う作業
<six-pack exercise 手指を動かす6つの運動>
手のリハビリや機能維持に用いられる手指エクササイズ「six-pack exercise(シックスパックエクササイズ)」が、抗がん剤治療による手指のしびれにも適しているとして紹介されています。
関節を積極的に動かすことで動きにくくなることを防ぎ、手指の柔軟性を保つのに有効と考えられています。
6つの手指運動は下記の通り。これを繰り返して行います。
- 矢印
- テーブル
- かぎ
- にぎり
- 内転・外転
- つまみ

とても簡単で、テレビを見ながらでもできます。習慣にすると良いですよね。
ちなみに、更年期の女性におこる手指のこわばり「メノポハンド」にも効果がありそうですがどうなんでしょう。
年齢的にメノポハンドも気になっていたので調べてみました。
結論から言うとsix-pack exerciseがメノポハンドに有効という情報は見つかりませんでした。
「内転・外転」や「つまみ」の動きは似た動きが紹介されていたので少しは効果がありそうですが…
やはり症状に合わせたエクササイズをきちんと行った方が良さそうです。

